実践事例
小学部11「タブレット端末を使い始めたばかりの児童が簡単にタブレット端末の操作になじめることをめざした事例」
概要
・小学部1年の集団での学習において、タブレット端末を使い始めたばかりの児童が簡単にタブレット端末の操作になじめることをめざした事例である。特別支援学校では同学年でも発達の段階や特性等が多様であり、集団の場面で同じアプリを使用して発表し合うことは難しいが、友達と見せ合うことができるようにカメラアプリで楽しく遊べるようにした。
小学部12「タブレット端末の基礎的な操作方法を習得しつつ、教科学習における目標達成のための活動を行った事例」
概要
・タブレット端末の基礎的な操作方法を習得しつつ、教科学習における目標達成のため、活用を図った。体験的に学習できるように、校舎内にある「〇」「△」「□」を探してタブレット端末で写真を撮る活動を行った。
撮った写真を児童が(マークアップで)編集し印刷した画像を形で弁別し、模造紙に貼る活動を通して、図形の仲間分けをすることができた。
撮った写真を児童が(マークアップで)編集し印刷した画像を形で弁別し、模造紙に貼る活動を通して、図形の仲間分けをすることができた。
小学部13「一人ひとりが活動内容を把握して主体的に取り組めることをめざし、タブレット端末を用いて、折り紙の折り方の動画を見ながら制作活動に取り組んだ」
概要
・自閉症のある児童が多いクラスでの自立活動の指導において、一人ひとりが活動内容を把握して主体的に取り組めることをめざし、タブレット端末を用いて、折り紙の折り方の動画を見ながら制作活動に取り組んだ。視覚優位の児童が多く、また、折る速さも一人ひとり違うため、個に応じたスピードで活動を進めることができた。
中学部1「発語のない生徒や、人前で明瞭に話すことが難しい生徒に対し、教材作成アプリ「Finger Board Pro」を使って、一人でスピーチができるような教材(教具)を作成した事例」
概要
・発語のない生徒や、人前で明瞭に話すことが難しい生徒に対し、教材作成アプリ「Finger Board Pro」を使って、一人でスピーチができるような教材(教具)を作成した事例である。行事の際にスピーチの代表を務め、タブレット端末を使って表現する力や、自己有用感が高まった。
中学部2「ボディイメージを意識できるようにするため、身体の部分(目・鼻・口・肩・膝・肘・かかと)をタブレット端末と大型ディスプレイを組み合わせて視覚的に提示しながらストレッチを行った事例」
概要
・授業初めに、ボディイメージを意識できるようにするため、身体の部分(目・鼻・口・肩・膝・肘・かかと)をタブレット端末と大型ディスプレイを組み合わせて視覚的に提示しながらストレッチを行った事例である。
・授業中には、サーキットで行う活動(姿勢保持・バランスボール・平均台・ジャンプ・ミニハードル等)の様子を記録し、授業終盤の振り返りの時間で生徒一人ひとりの活動を写真や動画で見て、できたところや頑張っていたところなどを確認し、意欲を高めた。
・授業中には、サーキットで行う活動(姿勢保持・バランスボール・平均台・ジャンプ・ミニハードル等)の様子を記録し、授業終盤の振り返りの時間で生徒一人ひとりの活動を写真や動画で見て、できたところや頑張っていたところなどを確認し、意欲を高めた。
中学部3「スタイラスペンを使うことで、失敗を恐れずに何度も描きなおしたり色を塗り替えたりして、積極的に活動することをめざした事例」
概要
・鉛筆で描くときに力が入りすぎて線がうまく引けない生徒に対し、スタイラスペンを使うことで、失敗を恐れずに何度も描きなおしたり色を塗り替えたりして、積極的に活動することをめざした事例である。iPad のアプリを使った初めての作品作りであったが、事前に絵コンテで計画することで、12コマのパラパラ漫画式の動画をタブレット端末のアプリを使って作成することができた。
中学部4「主体的に学ぶことや学ぶことの楽しさ、自分の世界が広がっていく喜びを味わうことができるように、新たな学びの場を提供した事例」
概要
・多様な教育的ニーズに対応し、主体的に学ぶことや学ぶことの楽しさ、自分の世界が広がっていく喜びを味わうことができるように、タブレット端末や自分で操作できるデジタル機器を使用したり、遠隔によるオンライン授業を積極的に取り入れたりして、新たな学びの場を提供した事例である。
中学部5「体育の授業で、「Google Classroom」を活用し、学習内容を事前に提示したり、道具の設置場所の図を示したりした事例」
概要
・体育の授業で、「Google Classroom」を活用し、学習内容を事前に提示したり、道具の設置場所の図を示したりした事例である。
・コロナ禍により体育館での授業も生徒同士の距離の確保が必要となる中、各生徒が 1 台ずつタブレット端末を持っていることで説明をわかりやすく伝えることができた。また、事前に学習内容を示しておくことで授業中での説明が最小限となり、体を動かす時間を確保できた。バスケットボールのチェストパスや、マット運動の前転や後転など、手本の動画を入れておくことで、体育の授業時間以外でも質問が増え、学習意欲が高まった。
・コロナ禍により体育館での授業も生徒同士の距離の確保が必要となる中、各生徒が 1 台ずつタブレット端末を持っていることで説明をわかりやすく伝えることができた。また、事前に学習内容を示しておくことで授業中での説明が最小限となり、体を動かす時間を確保できた。バスケットボールのチェストパスや、マット運動の前転や後転など、手本の動画を入れておくことで、体育の授業時間以外でも質問が増え、学習意欲が高まった。
中学部6「文章を書くことが苦手な生徒に対し、タブレット端末のカメラ、予測変換機能、アプリを活用して暑中見舞いや年賀状を書く学習を行った事例」
概要
・文章を書くことが苦手な生徒に対し、タブレット端末のカメラ、予測変換機能、アプリを活用して暑中見舞いや年賀状を書く学習を行った事例である。文字を書くことへの負担が軽減され、絵文字スタンプや写真を自由に使うことで、積極的、主体的に取り組むことができた。
中学部7「人前で自分の考えを発表する機会が少ない生徒が、自分が選んだ本についてプレゼンテーションを行い、参加者による投票で「チャンプ本」を選ぶ、知的書評合戦「ビブリオバトル」に取り組んだ事例」
概要
・人前で自分の考えを発表する機会が少ない生徒が、自分が選んだ本についてプレゼンテーションを行い、参加者による投票で「チャンプ本」を選ぶ、知的書評合戦「ビブリオバトル」に取り組んだ。
読書が苦手な生徒も本を選ぶことから始め、本の面白さを相手に分かりやすく伝えるためにタブレット端末を活用し、工夫を凝らしたプレゼンテーションを行った。投票後は、発表者の良かったところや改善点についての評価を基に振り返りを行い、次の活動に向けて意欲を高めた。
読書が苦手な生徒も本を選ぶことから始め、本の面白さを相手に分かりやすく伝えるためにタブレット端末を活用し、工夫を凝らしたプレゼンテーションを行った。投票後は、発表者の良かったところや改善点についての評価を基に振り返りを行い、次の活動に向けて意欲を高めた。