実践事例

学びの場
学校段階
主な対象障害
教科等
特性・ニーズ
選択すると自動的に並び順を変更します。
平仮名の文字とものの対応を学ぶための指導
概要
・特定の言葉を話すことができるが、音声表出できる語彙数が少ない。
・平仮名の文字と音声が一致しない。
・文字(単語)と物(イラストや写真)の対応が困難。
・エラーをしたり、難しいと感じたりする課題には抵抗感を示したり癇癪を起こしたりする。
事例
他者との関わりや自分の役割を感じられる合同授業の工夫 ~重度重複障がい児の教科学習の充実に繋がるICT活用~
概要
・知的、肢体不自由等の障がいを併せ持つ。
・医療的ケアが必要な生徒も複数名在籍する。
・日常生活面では全介助を要する。
・発語がない生徒が多く、意思の表出は表情の変化や簡単な手指操作に限定される。
事例
身体の動きを活かして音楽的活動をする指導・支援
概要
・病院に長期入院しており、登校日は限られている。(主にベッドサイド授業)
・病室に一般の入院患者もいることから、本物の楽器を演奏することが難しい
・発語はなく、また瞳に軟膏を塗る処置を必要とするため、聴覚・触覚へ訴えかけるような題材がよい
・障がいの状況や常時必要なケアにより、身体の可動域が限られている
事例
自分で伝えたり発表したりするための支援
概要
・言葉でコミュニケーションを図ることが難しく、発表の場では教師が自分の代わりに発表してくれるのを待つ傾向にある。
・選択をする場面では、指さしか頷きなどで意思表示をしている。
・短い文章で済む自分がどうしても伝えたいことは、筆談で教員に伝えることができる。
・客観的に自分のことを捉えることが難しく、現場実習等でコミュニケーションの課題を度々指摘されているが、本人はそのことを課題や困りとして捉えられていない。
事例
「環境を把握する指導」
概要
・一つの作業等に集中して取りかかるまでに時間を要する。
・物に対する、執着が強く、一度執着してしまうと学習ができなくなる。
事例
情報端末機器に慣れ、より主体的に学習に取り組むための指導(継続)
概要
・自立活動を主とした教育課程を履修しており、身体的・心理的なストレスを抱えると体調を崩しがちである。緊張が高まると震えたり表情が固まったりする。
・他者の意図を汲むことや文字(漢字)を読むことなどに困難が見られる。
・タブレット端末やパソコンを扱うことに興味関心度が高いが、操作性は未熟である。
・他者とのコミュニケーションを取ることに時間を要する。(慣れるまでに時間や期間がかかる。)
・初めての場所や集団参加が苦手であり、過度な緊張が見られる。
事例
月の満ち欠けを確認するための指導
概要
・月がどのように満ち欠けをしているのかを理解できていない。
・体験させたい内容が学校にいる時間中に実施することができない。
・明るい時間帯に観測ができる月だけでは満ち欠けに関連付けることが難しい。
事例
製品製作の進捗状況を記録・確認しながら、主体的に作業を進めるための指導
概要
・3人で作業工程を分担しているが、進捗状況を把握しながら作業を進めることが難しい。
・スケジュールを確認しながら、作業を進めることが難しい。
・布の組み合わせに迷い、そのことで時間がかかることがある。
事例
自作教材(スイッチ)を活用した意思の伝達に関する指導
概要
視覚障害のある重度重複障害児童生徒が、保有する聴覚、触覚等の感覚を十分に活用することにより、感覚の機能が向上するとともに、自己の身体機能に応じて、授業や朝の会に主体的に取り組む意欲を高めることができた。
手指の操作的な活動が難しい場合でも、足や口、頭等他の部位で操作ができるスイッチもいろいろと紹介されている。それらと組み合わせることで、活用の範囲が拡がると考えられる。
また、普段から視覚的な情報を積極的に取り入れて活動している児童たちも、文字情報読み上げソフトウェアを活用した教材や電子絵本には大変興味をもち、一層集中して取り組むことができた
事例
視覚障害者用ソフトウェアを活用した視覚障害のある生徒への情報入力支援
概要
点字資料のみを使った調べ学習は効率がよいとは言えない。しかし、インターネット利用の操作方法を十分に習得し、検索キーワードの選択技能も高まると、目的のサイトに早く到達できるようになった。頻繁にアクセスするサイトについては、だいたいの画面構成がイメージできるため、必要な内容を適切に切り取り、保存できるようになった。自力で素早く調べものができる喜びは本当に大きなものである。
事例