実践事例
中途失明者にスクリーンリーダーを使ったPC操作環境の構築
概要
コンピュータの基礎 基本的操作(電源の投入からシャットダウンまで) フルキー入力によるキータイピング 「MyDic」の活用 「MyNews」の活用 「MyMailⅡ」の活用
事例
筋疾患及び神経性疾患の生徒のPrintDisabillityへの対応策として、オンラインストレージの機能がついたフリーソフト等を活用した教科指導における学習支援
概要
8月下旬より、情報部の教員が担当する「地理A」の授業の中でPDF-X-Change-Viewerを使わせ、授業の中で基本的な操作方法を指導した。また、授業で取り扱った資料のデータや、自分で作成した学習プリントを病院や自宅で復習するために、Dropboxを各生徒のパソコンにインストールさせ、基本的な操作方法や効果的な活用法について授業の中で指導した。また、「地理A」でのソフトの活用が定着してきたところで、他の教科(英語、数学、理科)の教師にも情報部の担当者がソフトの基本操作等を個別に伝え、教科担当者間で指導方法に格差が出ないように配慮した。 10月以降は生徒もソフトの操作に慣れ、各教科の特性に応じて、自ら工夫してパソコンでのノートテイクやデジタル教科書への書き込みができるレベルに達している。また、各教科担当者も教材研究の際にこれらのソフトを使って学習プリントや定期テストの問題を作るなど、生徒の状況に合わせた授業スタイルの構築ができるようになりつつある。
事例
筋疾患の進行により前傾姿勢での座位保持が困難になり、パソコンでの学習が中心になった生徒のための支援機器の導入
概要
※本事例は学習環境の整備を主眼においており、支援機器の導入と教科学習との関係には特に密接な関係はないと考え、割愛することにした。
事例
筋ジス(デュシェンヌ型/ウールリッヒ型)の高等部男子生徒の音楽バンド等でドアチャイムを改造した打楽器装置を使い、足先でジェリービーンスイッチを押してバスドラムを叩くことが実現した事例
概要
ドアチャイムを改造した打楽器装置を使い、足先でジェリービーンスイッチを押してバスドラムを叩くことを実現した。
事例
教科書や参考書等のデジタル化(スキャナー)で自学自習できる環境作り、授業での活用事例
概要
教科書や参考書等をデジタル化(スキャナー)し、自学自習できる環境を作り、授業で活用した。
事例
WEBカメラを用い、Skype(テレビ電話ソフト)を使った交流活動(ベッドサイド、校舎)の事例
概要
WEBカメラを用い,Skype(テレビ電話ソフト)を使って交流活動(ベッドサイド,他校)を行った。
事例
ネットワークの無線LANと病弱の児童生徒にノートパソコンを割り当て、学校・病院いずれでもインターネットを利用できるようにした事例
概要
情報の授業等を通して,情報モラルを教え使用するなかで疑問があればいつでも聞くよう指導した。
事例
筋ジス(DMD)の高等部生徒で【トラックボール・ピボット対応大型ディスプレイ」を用い、パソコンにて大学を受験した事例
概要
トラックボール式マウスを使い,センター試験と2次試験を受験した。実際はセンター試験では理系科目の計算等をする際にメモ代わりに使用した。解答は転記する介助者がいて解答した。2次試験では,解答をすべてトラックボール式マウスを使い,Microsoft付属のペイントで書いた。
事例
自閉症のある生徒に対しての携帯電話のタイマー機能を活用した日常生活支援―行動の切り替えを促し、開始・終了の自己判断力伸長を支援するためのタイマー機能の活用事例―
概要
日常生活の中で,活動そのものには自立して行えているが,活動の切り替えに困難を示している場面で,タイマー機能を活用することから始めた。視覚的に時間経過を認識できるようにすることで,開始と時間経過,終了が明確になり,依頼や報告が自主的に行えるようにした。<着替えの場面> これまでは,タイムタイマーを机の上に置いて時間をセットしていたが,大きくて持ち運びにやや不便であり,電池切れもよくしていた。携帯電話のタイマー機能を活用することにより,自分で時間を設定することで何分間とういう時間認識が育ち始めた。また,携帯性に優れており,見た目にもスタイリッシュになった。<掃除の場面> 清掃の際は,掃除機を使って廊下を移動しながら清掃をしている。長い廊下を前半5分間,後半5分間の清掃時間とし,携帯電話のタイマー機能を活用した。まず,5分間清掃をし,タイマーが鳴るとコンセントを移動し,続けて後半の5分間清掃をする。清掃開始の合図をかけなくても,一人で5分間ずつを2回セットし,清掃ができるようになってきた。片付けも自分から取りかかれるようになった。後期になり,清掃場所が廊下から教室へと変わった。教室では,床拭きを1分30秒行う。その場合にも,タイマー機能を使用して床拭きを開始し,終了することができている。<歯みがきの場面> 歯磨きは,手順シートに沿って2回どおり行う。1回にかける時間は2分間。2分間を2回,自分でタイマーをセットし,終了すると仕上げ磨きの依頼を自分から支援者に伝えるようにしている。度々の声かけを支援者がすることなく,「○○先生,仕上げをお願いします。」と依頼されたときにだけ歯磨き支援をするようになったため,生徒も支援者もゆとりができた。
事例