実践事例

学びの場
学校段階
主な対象障害
教科等
特性・ニーズ
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コロナ禍における病棟生との遠隔授業
概要
<中学部>
・新型コロナウイルス感染症対策のため教員が病棟に入れない場合,病棟の入口前で病棟保育士にiPad と iPad を固定するスタンドと Wifi ルーターを受け渡し,担当生徒の前に固定してもらう。
・生徒1名に10分の授業を行う。
・季節の行事を扱った学習や本の読み聞かせ等を行う。
<高等部>
・教員が病棟に入れるが登校できない場合,学校と病棟と病棟をつないで交流授業を行っている。
(教員が病棟に入れない場合は中学部と同様)
事例
中学部 作業学習「個に応じた支援具の工夫とVОCAの活用」
概要
対象生徒の言語コミュニケーションの特性として,独り言や何かに反応して出てしまった言葉には
問題がないが,定型文で話そうとしたときに吃音が見られる。しかし,可能な限りの低音で音節を1
文字ずつ区切り,ゆっくり話すことで吃音を回避できることを体得している。その話し方は,周囲の
音声や作業で生じる様々な雑音の中では聞き取りにくく時間もかかるので,現段階では働く上でのコ
ミュニケーションとして成立しているとは言い難い。そこで,事例研究のテーマを「個に応じた支援
具の工夫とVОCAの活用」と設定し,指導に当たった。
事例
YouTube を利用した学習支援
概要
・教員が学習支援のための動画を作成し,メール配信システムにより該当クラスに動画の URL を送付した。
・限定公開とし,メールのリンクからのみ閲覧できる形式とした。動画のダウンロードについてはできない形式とし,URLを送付する際にも毎回注意事項も付記して送付した。
・内容については公開前に管理職がすべての動画を確認し,調整したうえで公開された。
・対象児童生徒が自宅で視聴し,家庭での学習の一助とした。再生回数から何度も繰り返し視聴している様子も見られた。
・各教科の学習支援を始め,体育科による自宅内でできる体つくり運動や専攻科の実習の復習動画,保健だよりなど合わせて90本程度の動画が作成された(下欄左図)
事例
FaceTime を利用した双方向通信による学習支援
概要
・新型コロナウイルスの感染防止に係る臨時休業期間中の児童生徒の在宅学習を支援するための一つの手段として,課題の解説や学習の仕方等の支援を,必要な範囲で双方向通信によって設定した。(授業としての位置付けではない)
・児童生徒の健康,学習,家庭生活の状況を直接確認する手段として設定した。
・宮城県教育委員会の SWANIII回線と児童生徒の家庭回線を利用し,ミーティングアプリケーションは,Apple 社の FaceTime を使用した。原則として学級単位での学習支援とし,職員は教室で,児童生徒は家庭で,定められた時間内にミーティングを行った。
・通信の実施は,該当学級に事前に一斉配信メールで連絡し,保護者の承諾を得た。
・双方向通信の時間は,午前中4コマとし,45分の時間の内,15分程度をミーティング時間とし,後半を自習時間とした。また,ミーティングに参加せずオーディオ通話での支援を希望する児童生徒には,後半の時間で学習支援を行った。
・家庭の通信環境により受けられる支援に差異が生じないよう配慮し,公共交通機関等を使わずに登校でき,通信環境が整わない生徒には,教室での参加も可能とした。
・開始にあたっては,オンラインミーティング参加時のルールを明示し,参加者に守らせた。
事例
Google クラスルームを使った学習支援
概要
・高等部 3 年生と専攻科 2 年生に対して,Google クラスルームを使って,生徒のスマートフォンと教員の iPad を,インターネットで接続し学習支援を行った。
・クラスルーム上に,教員が作った HP のリンクを貼り付け,その HP 上にアップロードしておいた動画を視聴してもらうスタイルで学習支援を展開した。
・動画を視聴した後は,クラスルームを使って質問を行い知識の定着を確認した。
事例
学校ホームページを活用した教材配付
概要
・学校のホームページ上に様々な教材をアップロードし,家庭学習で活用する。
中学数学・理科(PDF) YouTube 動画 オンライン学習教材(日本語・各教科)
事例
Google meet を使ったショートホームルーム(SHR)
概要
・学校の iPad と生徒のスマートフォンを Google meet でつないで朝の SHR を実施。
・3月から休校になっていたので,5月に新担任から体調確認などを兼ねて実施した。
・手話を使いながら,生徒と会話を行った。
事例
FaceTime を使った交流学習~修学旅行の計画・報告会~
概要
・美里町にある聴覚支援学校小牛田校の生徒との交流。
・内容は,修学旅行に向けての事前学習及び事後学習。
・修学旅行に向けて仙台校と小牛田校をつないでの事前学習(3時間)。
・修学旅行実施1週間後の事後学習(活動報告会1時間)。
事例
オンラインで結ぶ「第 3 学期始業式」
概要
・聴覚支援学校仙台校と聴覚支援学校小牛田校を,オンラインで結び始業式を行った。
・これまでは,仙台校と小牛田校の距離が離れているため,校長に代わり副校長が幼児・児童に話をしていたが,オンラインで結ぶことで,校長の話を聞くことができた。
・オンラインで結ぶことで,目標発表や校歌斉唱(手話)など,小牛田校幼児・児童の儀式的行事への参加の様子を仙台校に届けることができた。
事例
野菜を育てよう(生活単元学習)
概要
学級の畑に,児童一人ずつ野菜の種植えを行った。密になるのを防ぐため,教室には AppleTV を接続した移動式大型テレビを準備した。担任は,テレビと画面ミラーリングをした iPad を持参して児童と畑に行き,iPad のカメラ機能で種植えをしている児童を撮影した。学級で待つ児童はリアルタイムで友達が植えている様子を見ながら活動した。
事例