実践事例

学びの場
学校段階
主な対象障害
教科等
特性・ニーズ
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マジックムービーを活用したリアルタイムでの本時の振り返り
概要
・日々の実習の振り返りとして1分程度の簡単な動画を鑑賞し、その日頑張ったことなどを思い起こすことができるようにする。
・2週間の実習を通してできるようになったことを確認する。
事例
コミュニケーションツールとしてのアプリ『カメラ』『写真』
概要
・写真などを手掛かりにして、伝えたいことを思い浮かべたり、選んだりすることができる。
・身近な自然に親しみ、そのよさや違いに気付くことができる。
事例
タブレット端末を用いた大型モニタの電子黑板化
概要
・校内実習の学習活動において、守るべきマナーやルール、今取り組むこと等について、大型テレビにリアルタイムで表示し、全体の共通ルールの確認や意識化を図る。
・班長は司会の進行とともに、表示画面を指さしながらみんなの共通ルールとして示し、正すように促す。
事例
ウェアラブルカメラを活用した自己の振り返り〜気付きから課題意識へ〜
概要
・順番に話し手、聞き手となり、質問カードに書かれた質問に答えるといった「トーキングゲーム」を通して、人に話を聞いてもらえる安心感と相手の話を聞く楽しさに気付く。
・話を聞く際のルールとして、相手の話を最後まで黙って聞くというルールを守って活動に取り組む。
・聞き手は、「う・め・ラ・い・ス」を意識して聞く。
事例
タブレット端末を活用した作業製品販売活動
概要
・にじのおか祭(学校祭)における木工班の作業製品販売活動を通して、金種の理解や代金、お釣りの計算などの知識・技能について学ぶとともに、個々の役割を担うことで、職業生活に必要なコミュニケーション能力や責任感について実践的・体験的に学ぶ。
・レジ担当(代金やお釣りの計算・受け渡し)、製品の梱包・引き渡し担当・製品説明担当等の役割分担を担い、各自活動に取り組む
事例
夏休み・冬休みの宿題 ~オンライン限定公開~
概要
・対象は,III類型(重度・重複障害を有するもの)の学級に所属している生活面で全介助の必要な児童です。家族や教師による言葉掛けやスキンシップ等の働き掛けに対して,快・不快の意思を表情豊かに表すことができます。学校での活動ではタブレットを使用した際に,音楽や物語等の動画や自分たちを撮影したビデオ等に興味をもち,注視している様子が見られます。
・Skype のクラスグループや限定公開の YouTube を活用して以下の活動に取り組みました。
①夏休みの宿題...主に教師による自作の動画配信。内容は,「歯をみがこう」「体操しよう」「夏休みを楽しく~大喜利~」など合計6本。休み中に一定期間ごとに配信を行いました。事前に保護者に,動画配信の主旨説明と動画視聴のために必要な登録について説明を行い,保護者の同意を得て動画配信を行いました。配信後,保護者からチャットに児童がパソコンやタブレットの画面を楽しそうに見ている画像が貼られ,数回繰り返し見ていることなどについて感想をいただきました。
②冬休みの宿題...夏休み同様の動画配信を行います。「ペープサート~大きなカブ~」「にらめっこ~大喜利~」など合計4本程度配信します
事例
体験を共有するための Zoom を活用した取組
概要
・Zoom を活用して以下の活動に取り組みました。
①「お花見をしよう」...コロナウイルス感染症予防のためにお花見には出掛ることができず,バーチャルお花見を行いました。全国10か所の名所の画像(背景として設定し,レポーターに扮した教員が実況・写真左)や動画(旅番組気分で教員がナレーションを行う)を活用しました。また,YouTube 動画のような雰囲気で「まつおば・しょうの俳句教室」も行い,桜を季語として織り込んだ俳句をそれぞれが発表しました。
②「人の体を知ろう」...正しい手洗いと歯磨きの方法について学習しました。手洗いチェッカー(ブラックライトに反応する薬品)を手指に付け,実際に洗剤で手洗いし,しっかりと洗えているかを確認しました。また,プラークチェッカーで口腔内を染色し,歯の汚れ具合を確認しました。この二つの活動の際に,手洗い場と教室を Zoom でつなぎ,友達の手洗いや歯磨きの様子を順番に観察しました(写真中央,右)。
事例
コロナ禍における病棟生との遠隔授業
概要
<中学部>
・新型コロナウイルス感染症対策のため教員が病棟に入れない場合,病棟の入口前で病棟保育士にiPad と iPad を固定するスタンドと Wifi ルーターを受け渡し,担当生徒の前に固定してもらう。
・生徒1名に10分の授業を行う。
・季節の行事を扱った学習や本の読み聞かせ等を行う。
<高等部>
・教員が病棟に入れるが登校できない場合,学校と病棟と病棟をつないで交流授業を行っている。
(教員が病棟に入れない場合は中学部と同様)
事例
中学部 作業学習「個に応じた支援具の工夫とVОCAの活用」
概要
対象生徒の言語コミュニケーションの特性として,独り言や何かに反応して出てしまった言葉には
問題がないが,定型文で話そうとしたときに吃音が見られる。しかし,可能な限りの低音で音節を1
文字ずつ区切り,ゆっくり話すことで吃音を回避できることを体得している。その話し方は,周囲の
音声や作業で生じる様々な雑音の中では聞き取りにくく時間もかかるので,現段階では働く上でのコ
ミュニケーションとして成立しているとは言い難い。そこで,事例研究のテーマを「個に応じた支援
具の工夫とVОCAの活用」と設定し,指導に当たった。
事例
YouTube を利用した学習支援
概要
・教員が学習支援のための動画を作成し,メール配信システムにより該当クラスに動画の URL を送付した。
・限定公開とし,メールのリンクからのみ閲覧できる形式とした。動画のダウンロードについてはできない形式とし,URLを送付する際にも毎回注意事項も付記して送付した。
・内容については公開前に管理職がすべての動画を確認し,調整したうえで公開された。
・対象児童生徒が自宅で視聴し,家庭での学習の一助とした。再生回数から何度も繰り返し視聴している様子も見られた。
・各教科の学習支援を始め,体育科による自宅内でできる体つくり運動や専攻科の実習の復習動画,保健だよりなど合わせて90本程度の動画が作成された(下欄左図)
事例