実践事例
改造キーボードとスクリーンリーダを使ったパソコンの操作
概要
点字タイプライターで点字を入力することはできるが、触読に困難をもつ知的障害を伴う全盲の生徒に,パソコンを利用した墨字入力の練習を行った。パソコンを用いると入力に対して音声によるフィードバックがあるため、効果的に指導ができ墨字を意欲的に入力することができた。使用するソフトウェアの操作に必要としないキーのキートップを抜くことで、間違って押してしまうことを防ぎ、パソコン操作がより簡単で確実に行うことができるようにした。
小学校難聴学級におけるきこえの学習(自立活動)
概要
補聴器、人工内耳を装用し,正しい聞き取りに課題がある児童が,iPadのアプリ「騒音計測メーター」を活用して、校内の様々な場所や時間における環境音の大きさを調べ、聞こえ方の違いを知ることができた。活動により、自分たちは人の話を聞くときには、「より注意して聞く」「相手を見て聞く」ことが大切だと気づくことができた事例。
改造Bluetoothシャッターリモコンを使ってiPadで写真を撮る
概要
手の力が弱いため直接iPadのシャッターボタンを押すことが難しい児童が,改造シャッターリモコンとWクリップ棒スイッチを使って、自分の撮りたいタイミングで写真を撮ることができるようになった。また撮影した画像をVOCAに利用した。教師の手を借りずに自分の力で活動できることで、自己肯定感と次の学習への意欲につながった事例。
「NEW文房具を考えよう」(アントレプレナーシップ教育)
概要
TV会議システムで本校と分教室・病室をつなぎ,協働学習システムでお互いの感想・意見を共有するグループワークを行った。また,グループの提案をプレゼン・ポスターセッションなどで交流し合うことができた。離れていても同じ授業に参加することを実現した事例。
画面転送を活用した板書や資料の提示
概要
板書内容を教員側のiPad 等からパーソナルモニターに配信し、アプリケーション等を使って、iPad 等に書き込むことで、重要ポイントを強調
事例
タブレットで文字や細かな解剖図を拡大
概要
教員が専用PCで生徒のタブレット画面を把握し、個別の指導に役立てる。また,生徒は、自分の見やすいように拡大し、図を細かく観察することができる。
事例
iPadによる教材提示で実技
概要
自作教材(画面上に揉む順番、揉む場所、揉み方を書き、画面下に対応した写真をつけたスライドを作成)を作成し、iPad を見せながら授業を進める。生徒は、iPad 上で自分の見やすいように拡大し、実技を行うことができる。
事例
色認識アプリを活用したで水溶液の実験
概要
色を認識して音声で知らせてくれる、視覚障害者用に開発されたアプリケーションであるカラーセイ(COLORSAY)を活用した,水溶液の酸-アルカリを調べる実験
事例