教材・支援機器
自在ブロックさし
概要
自在ブロックさしは、子供の手指の操作性や巧緻性を高めることを主なねらいとして製作したものです。穴の開いた台座に専用の支柱とブロック・パイプを組み合わせることで多様な学習の設定が可能です。
算数教材セット
概要
ろう学園の重複障害学級対象の児童生徒には、実態に合う教材が必要です。Aは金種と価値理解の教材です。Bは1円を切り取り数えて貼る教材でAの定着が目的です。Cはお金と桁理解の教材です。Dは両替と5・10の合成分解理解の教材です。CとDを使い、足し算や引き算の学習(E)が可能です。Fは数・量の一致と数列理解の教材です。児童自ら操作し学習した結果、4が理解できなかった児童が1年半程で100を理解し計算して二桁の買い物ができるまでになりました。また、集中力も向上しました。
生活単元学習教材セット
概要
聴覚に障害のある児童にとっては、日本語は自然に身に付くものではありません。どの教材にも国語的配慮が必要です。これらの教材は自閉的傾向を併せもつ重複障害児童のための教材です。明日の準備カード(A)や日課と出欠カード(B)、調理レシピカード(C)を使うことで見通しが持てるようになりました。更に、物の名称や動作語の定着にも効果がありました。立体地図(D)は、透明な塩ビ板を使用し児童自らが作る経験を通して全体の位置関係の理解につながりました。