実践事例

グループウェア掲示板による遠隔協働学習-ゴーヤープロジェクト-
概要
 遠く離れたところにいる生徒たちが,同時にゴーヤーを植え,その成長具合を報告しあう取り組みとしてすすめた。
 本システムによる取り組みは,見通しが持ちにくかったり,集中が持続しにくかったりという特徴を持つ,知的障害のある生徒に適した遠隔協働学習を模索する中で7年間継続してきた。どのように,生徒の興味関心を持続させるか,実が収穫できるまでをどのように見通しを持たせるかなど, 掲示板に書き込むことでの協働学習を仕組むにあたっては,参加校の教員同士が事前に顔を合わして協議し,さらにWeb上の教員用会議室にて入念な打ち合わせを行い推進した。
 まず前年度末に各校教員が顔を合わして,次年度の進め方について協議する。その中で,中心となる教員(チーフ)を推薦し決定する。サーバーを持つ学校は,研究会の事務局として会計などの総務を行う。新年度に入り,チーフの呼びかけにより,沖縄の学校が生徒の事務局になり,沖縄からの「ゴーヤー栽培コンテスト」という発信により開始する。
 参加する学校は,掲示板上で手を挙げて参加表明することで,沖縄の学校から種と意識付けの導入に使うゴーヤーのお菓子が送られてくる。そして,同時に植え,成長具合を報告したり,それぞれの地域の情報交換をしたりしながら,結実から収穫,そして最後のコンテストでの賞の発表まで,意識を継続させながら取り組む。取り組む学校により参加する学習時間の位置づけは様々である。国語の時間に手紙の書き方を学習するねらいで参加したり,総合的な学習の時間や作業学習の時間での参加などである。
学校名

学びの場
特別支援学校
学校段階

主な対象障害
知的障害, 自閉症
教科等
国語, 総合的な学習(探究)の時間
特性・ニーズ
コミュニケーション
事例
事例へのリンク
使用する支援機器教材名

支援機器教材へのリンク
登録年月日
2015-03-18 19:57:57
閲覧数
2764