実践事例
ADHD生徒に対して、iPod-touchを活用した文章問題の取り組み支援―運転免許取得に向けた学習支援をとおして―
概要
まず,iPod-touchの操作の仕方を,次に「運転免許問題集」の使い方をレクチャーした。iPod-touchの操作に慣れるために,その他のアプリに関しても使用することは可能とした。〈指導の経過〉(運転免許問題集のカテゴリー別)○新規テスト 仮免許問題集1から始める。(1〜10で構成されている) 問題をゆっくり自分で読みながら○×を指で押しながら進めることができている。問題文をしっかりと理解してタッチしていないところもあった。「問題集よりおもしろそう。」と関心をもって取り組む姿勢が見られた。 書かれている漢字や理解できない部分は教師に聞きに来ることがあった。 結果は50問中10点から20点の範囲(45点以上が合格基準)であるが,以前なら「もうわからん。やめたい。」「こんなのやっても意味ないわ。」などの発言が多く,机に寝そべって中断してしまうことがあったが,15分から20分の個人課題の取り組み時間内は続けて学習できるようになってきている。○1問1答 10項目に分かれて問題が設定されている。新規テストは,全問解いた後で総合的に評価されるが,1問1答は,1問答えるごとにすぐに評価(正解,不正解が表示)され,不正解がでた場合には解説も出るようになっている。自分の答えに対して瞬時に評価され,フィードバックできることで,新規テストと比較しても,対象生徒にとっては,より集中して取り組むことができるようである。現在はこの1問1答を中心に取り組んでいる。
学校名
学びの場
特別支援学校
学校段階
高校生
主な対象障害
知的障害, 注意欠陥多動性障害
教科等
特性・ニーズ
知覚・認知
事例
事例へのリンク
使用する支援機器教材名
支援機器教材へのリンク
登録年月日
2015-03-05 21:09:48
閲覧数
2948